歯磨剤　見直し

2023年2月6日

学校では、歯や歯ぐきに関係教育が数多く行われています。
特に歯磨剤については、歯ブラシをまだ上手に使い切れない低コースから、十分手先が器用に使えるようになり、同時々歯肉炎等になりやすくなる中学生まで、発達段階に組合わせた教育が必要になります。
フッ素など薬物を使った儚いな診療行為と違って、歯磨剤に関係指導は、子どもたちの生存期間にわたって大切な財産となるものです。
論なくろん、こういった教育こそが、学校でするべき活動であり、フッ素洗口のような診療行為は学校の役割ではありません。

ミルミルは、現役時代に頻しかと歯磨剤指導を行ってきました。
勤務した全ての初等学校校で給食後の歯磨剤を導入し、時間の許す限り教室で子どもたちの前に立って、歯の模型を使って歯磨剤の方法を提示しました。尚又、昼の歯磨剤後に仕上げげみがきをしながら、家庭での歯磨剤の様子を聞いたりしました。

その際痛感したのは、数多い子どもたちが歯の中程部分に歯ブラシを当てて歯をみがいている、ということでした。これでは、汚れが落ちない痴人りか、歯ぐきのマッサージもできません。
生存期間にわたって歯と歯ぐきの健康を守るには、この磨き方では不十分です。

実際に、子どもの歯と歯ぐきの縁に歯ブラシを当ててみがき、
「今先生がみがいている所は、たいていあなたが磨いている所と同じ？」と聞くと
「ううん、違った」
という答えが返ってくることが主にです。
できれば、実際に歯ブラシを当てて、たいていの自分の歯磨剤との違いを実感して欲し余程ころですが、それはなかなか難い。
せめてほけんだ一倍で、少しでもわかってもらえれば、と思います。
論なくろん可能な学校は、個別指導でやってみてください。