後方支援「まち角摂生室」２

４／１・・・炊きたてご飯、つけもの、うめぼし、お菓子、水などを軽虎ックに積み、道の角に立上がる。壊れた家、倒れた木、水につかった家の間を歩きながら、人影を見つけると声を懸かる。「食べてください」疲れ切った顔が明るくなる。「今、この子等と流された家を見てきたんです」

それからずうっと、兎に角週１回は食べたいだろうと思う心痴人りのものを、軽虎ックに積み、被災地の道の角に立った。軽虎ックの界隈には人々が集まってくれて、涙ながらに再開を喜び合うシーンもあった。お近付きの方もでき「つけもののおばちゃん」「いなりずしくれた人」と言ってもらえるようになった。同時々「わたしたち、近くキャンサーばれない」とか「避難所では泣けない。みんなつらいから」と涙をこぼす方もいた。それはまるで道の角の摂生室のようだった。そして、みんな泣くのを我慢している。勇敢に前を向こうとしている。子どもたちも何かを我慢している、と感じた。

４／１８・・・あの日、屋上で一晩、５００人以上の子どもたちが過ごしたＫ初等学校校に、掃除用具、駄菓子、先生方の昼ご飯、本を持ち、伺う。避難している子どもたちが３人、キャンパスで遊んでいた。雪の降るあの夜、先生方は屋上で机やロッカーを燃やした。暖を取る利得に。真っ暗な夜、引き上げの灯りとなるように。そして、子どもたちが流される人や車や家を見ないように。Ｋ小の養護教諭も対応してくれた。本きちんとみんな頑張っている。」

宮城の仲間は、その後も「まち角摂生室」として被災地に立ち続けました。その中で本きちんと必要なのは物資以上に「他愛なさをこぼせる所」「ぜひとも言えるほっとする場所」であることに気づいていったようです。物資を運びながら、たくさんの人の話を聞く活動を続けたのです。

さらに被災地への支援以かてて加えて、小児科医である山田真さんの活動にも共同していました。山田さんは、其頃福島の子どもたちの輻射線被爆を何と斯うい止めようと、自費で福島県や四囲の県で「健康相談」を実施していました。

現在、其頃の仲間たちの多くは学校現場を退くしましたが、この活動は「まち角」から宮城県涌谷町に舞台を移し、地区の皆さんが「ふらふらと立ち寄れる心の安まる場所」としての「まち角摂生室」を運営しています。

支援の方法はいろいろあります。
そしてみんなが願っています。１日でも早く、復興しますように・・・・と。