「わくわく摂生指導 1年間」を使って
この本には、学期毎に26の摂生指導と、授業参観用の4つの指導が紹介されています。しかも指導者と子どもたちの会話儀式で書かれているので、具体的な指導の方法がとてもわかりやすくなっています。指導のきっかけとなる子どもたちの実態も書かれているので、それを参考にして、何を指導すればいいのかを規定ることができます。
論なくろん、本の通りに使うことも可能ですが、什分で終了するのはちょっと無理な場合もあるようです。時間があるときは本を参考にし、時間がな余程きは個所だけを使う、という方法をとるといいでしょう。尚又、手新築の教材をあと払い足して行えば、一倍わかりやすく分陰でも十分な効果を得ることができます。
実際に隠し小中学で指導した、什分グレードで実施可能指導を今からいくつか紹介します。どのコースで実施するのがいいかは、皆さんの御前の子どもたちの実態にあわせて規定て下さい。
「第Ⅰ章 1,心臓はきょうも元気だ」
今摂生室にある体重計は主にがデジタルですが、もし天平型の体重計が残っているようであれば、ぜひ子どもた鳥渡一緒にわいわい言いながら、どうやったら体重計の針が滞在か、やってみてください。子どもたちは高度様々な「針を止める方法」を考え出してくれます。
本では、体重計の針が心臓の心臓の鼓動を反映している所で終わっていますが、私は近く少し心臓の話をします。
ミルミル:みんな、いいを作ってみて。
子ども:(いいを作る)
ミルミル:それがみんなの心臓の大きいさです。
心臓は胸の真ん中からちょっと左に不和たことろにあるんだよ。
子ども:こんなに小さいいの?
子ども:これで体重計が動くんですか?
子ども:え~っ、ウソみたい!
ミルミル:斯うだね。でもこんな小さいな心臓が、体重計を動かしているんだよ。
それだけ心臓の動きは権があるって事だよね。
どのくらいの権かというと、みんなの首の所に太い血管が通っているんですが、
もしこれが切れてしまうと、血が2メートルくらい吹っ飛ぶ斯うなんだよ。
2メートルってこれくらいです。(2メートルの紙テープを伸ばしてみせる)
子ども:長い!
子ども:すげえ!
子ども:刀で切ったら斯うなるの?
子ども:わたし、テレビで見たことある。びゅって飛んでたよ。
子ども:やだっ、不快。
子ども:(何人かは思わず首に手を当てる)
子ども:でも、切られても血が出ないドラマもあるよね。
出な余程きもあるってこと?
子ども:そんな簡便よ。テレビだからだよ。
実際に切ったら出るんだよ。
ミルミル:斯うだね、テレビはあくまで創作だからね。
実際とは違った表現殴りつけるさんあります。
でももし実際にけがしたら大変なことになりますよ。
それだけ心臓はすごい勢いで血液を押し出しているんです。
子ども:斯うか、だから生きていられるんだ。
子ども:心臓ってすごいね。
「第Ⅰ章 11,もしも汗が出なくなったら・・・」
この指導は、摂生室での養護ティーチャーと子どもの会話として書かれていますが、その屡見世物ト指導として学級単位での指導に使えます。
本の導入は「どうして汗なんか出るんだ」という子どもの疑問になっています。でも養護ティーチャーにつごう好く子どもが疑問を持って賜うわけではないので、導入を次のような形にしてみました。
ミルミル:では今日は算数の勉強です。
子ども:え~っ!
子ども:からだの勉強じゃないの?
ミルミル:残念。では問題を言いますよ。
私たちのからだは汗を1リットル斯うと体温を12度下げることが可能斯うです。
熱い夏は、平均2.5リットルの汗を斯う斯うですが、
その汗で体温を何度下げているでしょうか。
子ども:え~。(と言いつつ、勇敢に頭の中で計算している)
子ども:わかった。30度!
ミルミル:30度。いいですか?
子ども:いいよ。正解。
ミルミル:元凶元凶体温は36度あるよね。2.5リットルの汗で体温を下げているとしたら、
もし汗が出なかったら、体温は36+30で、66度まで上がる可能性がある、
ということになります。では、体温計は何度まで計れるんだろう。
この後は本の通り、体温計が42度までしか目盛りがない(デジタルも同じで、42度までしか表示しません)こと、それをこえてしまうと脳が壊死してしまうことなどを、会話を通して子どもたちの体験や既成概念作用と和つけて粋ます。汗の役割は熱中症に和つけて考えさせることも可能ので、熱い夏には重要な指導です。
「第Ⅱ章 2,からだの中の“トウフ”のはなし」
この指導は、身近にあるものを使って脳の模型を難無く製作が可能、見てわかりやすい指導になっていて、子どもたちにはとても衆望です。「くも膜下出血」などの用語を、家族や親戚の病名として聞いたことがあるという体験がある子もたくさんいますから、斯ういった病気の理解にも繋がります。
尚又、初等学校校高コース以上で実施すると、膜や水に何重にも守られている脳の様子から、胎児の様子を連想する子どももいて、さらに思いが広がっていくようでした。
隠し初等学校校の子どもたちは、主にが「人間の命を形成のは心臓だ」と思っていたので、この指導で脳の果たす役割を初めて知ります。「だから一周車に乗る時々インフェルノメットかぶるんだ」「先生が、冬に手を隠しに入れて散策と危ないって言った意味がわかった」など、現実界に和つく指導にもなって粋ます。ちなみに隠し小中学は、雪国にあります。
「第Ⅱ章 3,魚を見匡正て給食を楽しく」
この指導には、自作教材を新築ました。
必要なもの
①理学室にある200ミリリットルのメスシリンダー 2本
②粉ゼラ顎 1袋
③円柱形の磁石 赤、白、黄色、多数
④水
⑤大きいめのビーカー、手を拭いさるタオル
範式
①粉ゼラ顎1袋で、ゼラ顎を新築ます。
(前日にやっておくと便利)
②メスシリンダー1本には④の水を入れます。
③近く1本のメスシリンダーには、砕いたゼラ顎と水を
手頃入れ、③の磁石の落下スピードが遅くなるよう
に分量を調節します。ゼラ顎をたくさん入れると落下スピードは遅くなりますが、
入れすぎると詰まってしまうので、そこは何度かテスト作業ながら規定ましょう。
さてこの2本のメスシリンダーは何かというと、いうまでもなく「血管」です。赤と白の磁石は赤血球と白血球、黄色は血小板です。子どもたちの実態によっては、赤と白の2種類だけでもいいでしょう。論なくろん、ゼラ顎入りの血管は、水だけの血管一倍流れが悪くなるので、ゼラ顎が血液中の豚や牛の脂肪分、ということになります。
ミルミル:昨日、我が家では友垣を招いて、丸焼きパーティーしたんです。
久しぶりにポークや牛をたくさん食べておいしかったなあ。
担任のサトウ先生は、片夕暮れご飯のおかずは何でしたか?
担 任:いいな、丸焼きパーティー。
わたしは片夕暮れサンマの塩焼きでした。
(論なくろんこれは事前に打ち組合わせをしてあります)
ミルミル:では(2本のメスシリンダーを出して)こちら(水だけ)が担任のサトウ先生の血管、
こちら(水とゼラ顎)が私の血管ですね。
担 任:え、何か違ったんですか?同じ様に見えるけど・・・。
子ども:こっち(水とゼラ顎)が、なんとなく違ったよ。
子ども:え、どれどれ?同じに見えるけどな・・・。
ミルミル:同じかな?違ったかな?では、みててくださいね。
担任のサトウ先生の血管の中はこんなふうに(磁石を4,5個落とす)
赤血球や白血球が流れていますね。
では、ミルミル先生の血管は(磁石を2,3個落とす)どう?
子ども:あれ?なんか違った。
子ども:ゆっくりしか落ちていかないよ。
子ども:途中でくっついちゃった!
ミルミル:(子どもたちの様子を見ながら、
個々のメスシリンダーに繰り返し磁石を落としていく)
子ども:なんで違ったの?
子ども:食べたものが違ったから?
ミルミル:お、素敵な意見がありましたよ。
食べたものが違ったとどうして血液の流れに違いが可能のかな。
子ども:う~ん。わからない。先生、ヒント。
ミルミル:こちら(水とゼラ顎)の血管の中へは(大幅ビーカー等に中身を開ける。
その時、手にゼラ顎をつかんで見せる)こんなぐちょぐちょしたものが入っています。
これは、私が食べたポークや牛に含まれる油、つまり脂肪分です。
さて、ここから先は残り時間と相談です。豚と牛、鶏、魚、人間の体温を提示し、子どもたちの気づきを待ちます。なかなか意見が出な余程きは、普段目にしているポークや牛を思い浮かべて(実物を持ち込んでもいいでしょう)、それらの脂肪分は体温が低余程固まってしまう性質を有することを伝えると、「斯うか!わかった!」という反応が出てきます。体温を伝えただけで脂肪が固まることに気づくこともあれば、斯うでな余程きもありますので、あくまで子どもたちの頭の中を想像しながら、一方的な指導にならないように進めて粋ます。
「だから丸焼きの時、野菜食ベロって言われるのか」「魚あまり好きじゃないけど、からだには必要なんだね。う~ん、何等か食べてみようかな。」そんな感想がでてきます。什分の指導では、これくらいが限界でしょうか。
ただ、魚の脂肪がいいからと言って「サプリを飲近く」という感想は、その屡にしないことにしています。私たちの指導はあくま探偵らだを学ぶことが目的で、商品宣伝ではありません。サプリは化学物質であることや、反作用もきちんと書かれていることなどの事実も伝えることにしています。
「第Ⅲ章 5,みんなで遊ぼう! 『からだの中の救急隊』ごっこ」
この指導に書かれている「カットバンが傷を治すと思っている子ども」は、今でもきっと全国にいるでしょうし、養護ティーチャーとしては、歯がゆい思いをする一場面でもあります。今はカットバンも様々な種類があり、湿潤療法など且つてとは全く違った治療方法も用いられるようになりました。でも、からだが傷を治す仕組みは、子どもたちにとってとても身近なフェノメノンですので、ぜひ知っておいて欲しいことの壱です。
本の中の指導は、教室の床に書いた体制の絵の上で、学級のたくさんの子どもたちが動き回るようになっていますが、分陰での指導ではこの方法は難い点も多いのです。そこで、大いさを縮小することにしました。摂生室の長机の上に段ボールを使ってU字型に血管を新築ます。その中を突っ走るのは、ミニカーのパトカー(白血球)、救急車(血小板)、ダンプカー(赤血球)です。糸のようなものは、実際に糸を使います。ばい菌は運動競技カーです。
ここで私が配慮しているのは、ばい菌を兇暴な犯人にしないことです。ばい菌、つまり私たちのからだに住んでいたりくっついていたりする細菌は、全てが人間に害をなすものではありません。むしろ人間のからだは様々な細菌と共生しながら、その命を保っている部分だってあるのです。だから「ばい菌=全て悪」という映像を持たせることは、不正確知識に係る可能性があると私は考えています。
ミニカーの操作は、担任と希望する子どもたちに助太刀ってもらいます。段ボールの壁は、一部を切っておいて傷口にしておきます。ばい菌とパトカーを、最初に担任と養護ティーチャーが担当すると、後は子どもたちで好いです。時間のある限り子どもたちが順番に参加可能ようにし、時間がな余程きは休み時間に開けっ広げます。
そして最後に、「今もみんなのからだの中を赤血球や白血球、血小板がパト国法ルしてくれているんだよ。」と説明すると、子どもたちはちょっと残念ような、誇思えるような面持を浮かべて賜うのです。
論なくろん、この後傷の手当てに摂生室に来た子どもたちに、パトカーや救急車の働きを繰り返し話すことも忘れないでくださいね。