うがいについて

　うがいは倭国人独特の行為です。特に感染予防のうがいは、外国では主に行われていないので、そのリサーチも十分ではありません。そもそも細菌の存在が傍証されるようになったのは１９世紀。ウイルスは２０世紀に入ってから。顕微鏡が発明され、性能がよくなるにつれてわかってきたことです。ですから、倭国人が科学的根拠がない屡、うがいの効果を信じてきたこともある意味仕方のないことなのかもしれません。

　しかし今はトゥエンティーワン世紀。そろそろ科学的根拠に基づいたうがいの効果について考えてみてはどうでしょう。２０２０年現在のミルミルが収集した情報をまとめてみました。

１，うがいの歴史
　うがいが倭国の歴史に最初に現れるのは、平安時代です。ミルミルの大好物「京都」に都があった時代、うがいは「神仏に祈りを捧げる前に、口の中を清める方法」だったようです。よく社や仏寺に行くと、「手水舎（ちょうずや）」があり、そこで手を洗い、口をすすい探偵ら斎くしますよね。斎くの時は、両手を組合わせ、口で祈りの言葉や経典の一部を唱える利得、不浄のものを清める利得手を洗い、口を洗濯のだ斯うです。きれいにしてからでな余程、神様にも仏様にも失礼、ということでしょうか。

　斯ういえば、相撲の時も土俵際でうがいをしますよね。相撲は平安時代には宮廷行事で「相撲の節会（すまいのせちえ）」というのがあったということですから、神事が起源の相撲で清めの行為としてうがいが残っているのも納得です。

　うが余程いう言葉も、「鵜飼」が語源だ、という説もあるようです。鵜飼は「先祖伝承記」や「倭国書紀」にも記載があるということですので、平安時代はすでに行われていたことになります。

     その後うがいが出てくるのは、室町時代の国語辞典「下学集」。著者は東麓破衲、山脇道円。「鵜飼（うがひ）嗽（くちすすく）也」とあります。
　尚又、北条早雲や徳川家康近くがいについてふれているようですが、内容やその旨は傍証できませんでした。

　そして、倭国国民がこぞってうがいをしたのは「ス賃銀ン風邪ひき」の流行時です。「ス賃銀ン風邪ひき」は、第１次世界大戦に一倍、ヨーロッパやアジアに広がりました。ス賃銀ンの名誉の利得にあと払い加えれば、そもそもこの宿舎フルエンザの流行は、ス賃銀ンから始まったものではありません。最初の発生はＵＳです。甚濡れ衣！ですよね。今の宿舎フルエンザの流行は、その後の第２次世界大戦の下地を作った、とも言われています。

　倭国では、１９１８年から流行が始まりました。今、内務省衛生局は、倭国だけでなく世界中の流仕方況や対策についての詳細な記録を残しています。この記録はその後、平凡社東洋文庫から「流行性感冒」というタイトルで出版されていますので、興味のある方はどうぞ。
　そして其頃国が作った文書の中へ、「かからぬには」として「四、塩水か微温湯にて度々嗽せよ、嗽薬なれば尚ほ良し。食後、寝る前には必ず嗽を忘れるな。」と書かれています。さらに貼紙も作られました。うがいをする女性と男の子の絵に、「嗽せよ　朝な夕なに」というキャッチコピーが載っています。其頃の記録映画には、家の外で什人ほどの人たちが一緒にうがいをする姿が残っています。この「ス賃銀ン風邪ひき」の予防を通して、全国民に予防行為としてのうがいが落ちつくしていったのでしょうね。

　そしてそれは、学校教育などを通して、今のように「病気の予防にはうがい、雪隠いが効果のある」という映像を形成したのでしょう。

２，ウイルス感染症の予防効果
　「うがいのウイルス感染症に関係予防効果は証明されていない」
最初に答えを言ってしまいましたが、うがいがウイルス感染症を予防するという「エビデンス（証拠）」はありません。

①「一般的な上気道炎（いつもの風邪ひき）」における予防効果はあるとするリサーチ（京都大学の川村孝教授らや、浜松医大の田圃龍也助教ら等）はありますが、反対にな余程するリサーチ（カナダの大学生を対象としたリサーチなど）もあり、「エビデンス」はありません。
　特に宿舎フルエンザについては、その効果が確かめられたリサーチはなく、世界的にも宿舎フルエンザにおけるうがいの効果は科学的根拠がな余程されています。
　尚又、川村教授のリサーチでは、そもそも宿舎フルエンザは調査対象から除外されていますし、ヨードうがい薬（ポビドンヨード液）を使用した場合は、予防効果はなかったと結論されています。

②宿舎フルエンザの場合、感染力が強く、咽にウイルスが付着すると、即刻ウイルスが体内に侵入する利得、数分に１回うがいをしなければ、ウイルスを吐き出すこと諄いきないことになります。それって、現高度は無理ですよね。ですから、宿舎フルエンザに関しては、「効果が無い」というエビデンスが因縁斯うな気がミルミルはするのですが。

③ウイルス感染症の専門家である東京大学医研究室の河岡義裕教授は、「うがいは喉の上の一部を洗うだけで、鼻や喉の奥は洗えないから、宿舎フルエンザの予防には効果がない」と確言しています。ということは、宿舎フルエンザ以外の病気でも、喉についたウイルスを十分吐き出すこと諄いきない、ということになります。

④首相官邸ウェブページでも「うがいの宿舎フルエンザ予防効果については科学的に証明されていません」と導入されています。

⑤厚生肉体労働省作成の宿舎フルエンザ予防貼紙は、以前はうがいの文字がありましたが、今は除外され、「マスク、雪隠い」だけになっています。

⑥国も厚生肉体労働省も倭国医師会もそしてＷＨＯも、うがいはコロナ感染症の予防行為としてアドヴァイスていません。その理由は「予防効果が科学的に証明されていない」からです。コロナウイルスは、宿舎フルエンザウイルスと違って舌にレセプタがあり、そこから細胞内に入り込むことがあると言われています。だとすれば、宿舎フルエンザ以上にうがいの効果がないことも考えられます。ただし、コロナウイルスがどのくらいの時間で細胞内に入り込むかは、まだわかっていません。

 

３，新型コロナウイルス感染症へのうがいの効果
エビデンスはないが、コロナウイルスがだ液に含まれることを考えると、うがいで感染を広げる可能性はある。
　新型コロナウイルス感染症については、新しい感染症の利得、まだまだリサーチが進んでいないので、「エビデンス」と言えるようなものは多くはありません。まだ「予報」や「可能性」の部分が多いのです。
　感染経路についても「飛沫感染」なのか「接触伝染」なのかの証明は概して不能です。同様に、うがいによる「飛沫感染」も「接触伝染」も今の段階では証明できませんし、エビデンスもありません。しかし、コロナウイルスがだ液に大量に含まれていることから考えると、当然うがいで感染を広げる可能性は十分考えられ、尚又それを指示する声もたくさんあります。
　　
①唾液にはPCR検査の試験片になるくらい、多量のウイルスが含まれています。その利得うがい液にも多量のウイルスが含まれていることになり、それを水屋に吐き出すと、水屋には多量のウイルスが飛び散ることになります。近くにうがいをした本人以外の者がいれば、直接飛沫をあびる可能性があり、さらに飛び散った飛沫がエアロゾルとなって宙に浮游可能性もあります。厚生肉体労働省は「エアロゾルで感染する可能性がある」ことを嘉賞ています。
　尚又、雪隠いもウイルスを水屋に流しますが、数多い場合雪隠いは石鹸を使うので、ウイルスは不活化されます。生きた屡大量に吐き出されるうが余程は、全く違います。

②うがいや雪隠い後の水屋には、数多いウイルスや細菌が付着していて、それを手書きで流したり、紙等で拭き取ったりすることで、再度手を汚染してしまいます。うがいをした後の水屋も、ウイルスに汚染されているのです。

③こういった危険性のあるうがいを学校や託児園で行えば、感染が広がる可能性もあります。水うがいだけでなく、集団フッ素洗口でも同様の危険性があります。家庭で行えば、ドメスチック感染を広げるかもしれません。実際に「生存期間ヘビイうがいをしていた」集団で、クラスターーが発生した実例も複数あります。

④新型コロナウイルスリサーチ者である道北勤医協旭川北医院医主宰者の松崎道幸氏は、「せっ斯うマスクや咳礼節をしていても、うがいをしてウイルスを飛散させては少しもならない」と警鐘をならしています。

⑤８月５日フジテレビの番組「直撃ＬＩＶＥ　グッ日」に演ずるした北海道大学病院豊嶋崇徳医師は「うがいをするとだ液の中のウイルスが、ばっと散らかる。うがいはアドヴァイスない」「みんながみんなうがいして、菌をまき追い散らすことをやって欲しくない。」と発言しています。

⑥福井大学医部門属する病院医師岩崎博道氏は「うがいは、そんなに大幅効果はない」「（ポビドンヨードうがいについて）あまり参考に可能話ではない。うがいで飛沫が飛ぶ方が心配」と発言しています。

いかがですか？今の瞬間で、これだけの科学的な事実と、エビデンスはなくても斯う考えられる「可能性」が明確になっています。
朝日新聞の記事に「うがいは国内では学校などで広く呼びかけられる習慣」という文章を見つけました。その通り、倭国人が「うがいには予防効果がある」と信じ込むその区分を、学校が担ってきたのは言うまでもありません。だとしたら、同様に学校は、「科学的なうがいの真実」も、きちんと伝える義務があるのではないでしょうか。それが、学校教育と学校摂生の役割なのではないかと私は思っています。子どもたちの利得に。