中学生　むし歯を防ぐ水「だ液」

新しい小中の摂生体育学科書には、「ステファンカーヴ」を基本にしたと思われるグラフが載ってるものがあるようです。そこで、某テレビ局のような心得ちがいが生じないよう、酸っぱ味・アルカリ性が理解でき斯うな中学生には、ちゃんと説明した余程考え、見世物ト指導を考えてみました。
ちなみに、「酸っぱ味・アルカリ性・無関心」は初等学校校６年生、「ＰＨ」は中学３年月経科で学習します。

Ｔ：では、最初に（①）このグラフを見てください。これは、ステファンカーヴと言って、あるものを口に含んだ後、口のある部分での酸っぱ味度の変化を示したものです。何かを含む前は、口の中は「７」と数字のある所、つまり酸っぱ味でもアルカリ性でもない、無関心です。初等学校校で習ったよね。
でも何かを口に含んだ後は、無関心から酸っぱ味に変化して粋ます。ここに点線がありますね。この点線を下回るとむし歯ができやすくなりますから、何かを口に含んだ後５分くらいたつと一番低くなり、やがて２０分後くらいには点線の上に戻って粋ます。つまり、この２０分間が、むし歯になりやすいんだよ、ということを示したグラフです。
さて、みなさん、このグラフは、何を口に含んだ後のものでしょうか。
Ｓ：ご飯だ。
Ｔ：お米のご飯を食べた後、という意味？
Ｓ：違った。食事をした追ってす。
Ｔ：３食の食事の後、ということかな？
Ｓ：斯うです。
Ｓ：おやつじゃない？
Ｓ：ジュースとか・・・。
Ｔ：３食の食事と甘いおやつやジュースでは著しい違ったよね。何が違ったかな。
Ｓ：砂糖の量が違った。
Ｔ：お米の先ず糖分は入っているし、おかずの先ず糖分は含まれています。でもその量は、食べるものによってずいぶん違ったよね。このグラフのような成行きを出すのは、すごく難しくないですか？
Ｓ：う～ん、斯うかも。
Ｓ：その日によって違ってくるか。
Ｔ：だとすればこれは、ある特定のものを口の中へ入れた後の試験成行き、ということになります。さて、何だろう。
Ｓ：ジュースだったら、同じものを飲めば好いだと思います。
Ｓ：お菓子でも同じだったら好いだよ。
Ｔ：さすが、皆さん！実はこれは（②提示）これを口に含んだんです。代表してＡさん、飲んでみて。
Ｓ：（飲む）あ、おいしい、甘い！
Ｔ：当然。砂糖水だから。什％の砂糖水、つまり（③提示）この５００ｃｃのペットビンの中へ（④提示）５０ｇの砂糖が入っている水です。著しい、甘い！
Ｓ：なんか、すごいよ、甘くて・・・。
Ｔ：つまりこのグラフは、口の中へ什％の砂糖水を含んだ後の変化を示したもの、ということになります。近く壱、質問です。口の中のどこを曲たのでしょうか？
Ｓ：えっ、口の中全体じゃないの？
Ｓ：わかった、歯の表面。
Ｓ：奥歯のかみ組合わせ。
Ｓ：歯と歯の間。
Ｔ：全部言ったらどれか当たるって思ってない？
Ｓ：（笑い）
Ｔ：ではヒント。むし歯を生成ミュータンス菌は、どこにいるの？
Ｓ：わかった、歯垢の中だ。
Ｔ：斯う、正解は歯垢の中。しかも４日間歯磨きしなかった口の中の歯垢の中です。
Ｓ：４日も？
Ｓ：うぇ～、自分だったら不快。
Ｓ：すごい汚れているってことですか？
Ｔ：斯うだね、著しいですね。いともと歯垢がついていたかもしれないね。つまり、口の中全体がグラフのようになるという意味ではない、ということになります。では、まとめてみますよ。このグラフは、（⑤）４日間歯磨きをしなかった人が、什％の砂糖水を口に含んだ後の歯垢の中のむし歯になりやすさ、を示したもの、ということでいいでしょうか。
Ｓ：はい！
Ｔ：３食の食事をした後は、これと同じ成行きになる角うかはわかりません。なぜなら、食事の中へ含まれる糖分の量はメヌーによって違ったし、さらに近く壱、影響を贈ものるものがあるんです。このグラフで、５分後に一番低くなった後にどんどん無関心まで回復しているのは、だ液の働きによるものです。食事をすると、だ液殴りつけるさん出ますよね。ただし、人によって出る量は違います。そのだ液が酸っぱ味になっていた歯垢の中を、無関心に戻して賜うんです。
こんな試験をした人がいます。（⑥）無関心の水の中へ、塩酸という酸っぱ味の液体を入れた所、７から２．３まで下がった斯うです。２．３だから、著しい強い酸っぱ味です。所がこの人のだ液は無関心で７．１あった斯うですが、その中へ同じ様に同じ量の塩酸を入れた所、６．１までしかさがらなかった斯うなのです。
Ｓ：へえ～、すごい。
Ｓ：それならむし歯できないよね。
Ｓ：だ液って強いんだ。
Ｔ：ただ、食事をした後がこの試験と同じ様だとは限りませんよ。だ液の性質は、人によって違ったこともありますからね。でも食事の時々よくかんで、たくさんだ液を出すと、酸っぱ味だった歯垢の中をちゃんと無関心に戻す力を、だ液は有する、と言えるということです。それでも糖分をたくさん含んでいれば、やヴィードロむし歯にはなりやすくなる。皆さんのからだは、こういう自然の働きを有する、ということです。
Ｓ：よくかんで食べよう。

教材
①ステファンカーヴのグラフ（ネットにたくさんありますので、見やすいものを）
②紙コップの中へ什％砂糖液を作っておく。
③５００ｃｃのペットビン　　ぜひともよいがラベルははずしておく
④角砂糖、もしくは粉砂糖　　５０ｇ
⑤まとめを書いたカード「４日間歯磨きをしなかった人が、什％の砂糖水を口に含んだ後の歯垢の中のむし歯になりやすさ、を示したもの」
⑥試験を示した絵・・・この試験は岡崎好秀氏によるもの