初等学校校　土踏まずの役割

この見世物ト指導は、遠足時々「足が痛い」と言ったＡ君との会話から、「土踏まず」や「扁平足」について知ってもらおうと考えて実施したものです。
「土踏まず」は、人間が二足歩行をする利得に発達させた独特の特徴です。でも、長時間外で走り回って曳く子どもの姿があまり見られなくなった現在では、十分発達する序が失われている、という指示もあります。でも、本当は素晴思える働きの壱なんです。
この慣れは、試行錯誤の繰り返しでした。先行慣れもあるので、まず同じ様に指導してみました。
でも、子どもたちの反応はイマイチで、「すとん！」と腑に落ちた様子が見られませんでした。
そこで、いろいろと修正し、考え、悩み・・・。尚々これでいいのか自信がありませんが、ぜひみなさんにテスト作業て頂きた余程考えています。
個所は、足裏が弓張になっていることで、足裏にかかる力を跳ね払い戻すことが可能、ということです。ここでは、例えば赤ちゃんから次第に土踏まずが形成されていくことなどは、学びの要素として盛り込まれてはいません。「運動で発達する」ことを難無く言葉で説明しているだけで、あくまで弓張になっていることの意味を理解してもらう利得の指導です。対象は初等学校生です。２学期の身長体重測算の後、ちょうど裸足になっている瞬間で実施しました。

Ｔ：では、からだの勉強をはじめていいですか？
Ｓ：（静かになって）いいです。
Ｔ：では、みなさん、丸くなって座ってください。自分の足の裏、見えますか？
Ｓ：見えます。
Ｔ：では、ここにも足の裏の絵（①②）が２枚あります。どちらかが人間で、どちらかが黒猩々です。
Ｓ：先生、黒猩々の足なの？手じゃないの？
Ｔ：手は前だよね。これは後の方、散策ときに使う足の裏の絵です。どっちがどっちだろうね。
Ｓ：（一斉に自分の足を見たり、隣の児童の足をみたりしている）わかった！
Ｔ：じゃ、Ａさん、人間の足はどっち？
Ａ：①です。
Ｔ：どうして斯う思ったの？
Ａ：ぼくの足と同じだから。
Ｔ：みなさん、どう？皆さんの足も①と同じですか？
Ｓ：（「同じです」とか頷いたりしている）
Ｔ：正解！でも、人間の足と黒猩々の足は、ずいぶん違った形をしているよね。どこが違ったかな。
Ｓ：指の付き方が違った。
Ｓ：指が大きいい。
Ｓ：人間の足は細長い。
Ｓ：人間の足に引っ込んでいる所がある。
Ｔ：ああ、なるほど。この引っ込んでいる所は何だろう。
Ｓ：（だれもわからない様子で、反応がない）
Ｔ：みんなにはある？取り下げ。
Ｓ：（自分の足を見ている）ある。
Ｓ：引っ込んでる。
Ｓ：あまり引っ込んでないけど、ちょっとはある。
Ｔ：斯うか、人によって取り下げのグレードは違ったみたいだけど、とりあえずみんなにあるみたいだね。この引っ込んだ部分は、名前を「土踏まず」と言います（カードを貼る）。土を踏まないんだって。つまり地面に着かないように技技斯うなっているということ。
Ｓ：（ちょっと間を置いて）え、なんで？
Ｓ：土を踏まないなら、いらないんじゃない？
Ｓ：なぜあるの？
Ｔ：なぜだろうね。散策ときに、足の裏はちゃんと着いた方がいいような気がするよね。その方が確乎歩け斯うだものね。
Ｓ：（頷いている）
Ｔ：じゃあ、ちょっとした試験をしてみましょう。（③を見せて）これを足だとして、土踏まずがあるみんなの足は、こんな（③を弓張型にする）感じかな。ここに、このちょっと重いボール（④）を落として見ます。どうなるかな。（④を何度か落とす）どうなった？
Ｓ：ボールがはねる。
Ｓ：下敷きがボヨン！となった。
Ｔ：下敷きが跳ね返したのかな？
Ｓ：うん。
Ｔ：斯うか。もし土踏まずがなくて、滑らかだったら？
Ｓ：跳ね返らない。
Ｓ：ガーン！って当たるかも。
Ｔ：やってみよう。（滑らかにした③にボールを落とす）
Ｓ：やっぱり・・・。
Ｓ：なんか、痛斯う。
Ｔ：土踏まずの役割が何となくわかったかな。じゃあ、聞いていい？土踏まずは、どんな役割をしているのだろう。
Ｓ：跳ね払い戻す役割。
Ｓ：何かぶつかったときに、跳ね払い戻す。
Ｔ：ぶつかったときだけかな？みんなが普段普通に歩いていると、みんなの足には体重の１，２倍の重さが加わるんだって。体重３０キロの人なら、３６キロの重さだよ。
Ｓ：え～っ、そんなに？
Ｓ：じゃあ、歩いているときにも跳ね返しているんだ。
Ｓ：３６キロを？土踏まずで？こんな所で？
Ｔ：高さ８０浪華節的からジャンプと、体重の３倍の重さがかかる。
Ｓ：え～！！（全員の大幅声）
Ｔ：自分と同じ体重の人、３人が、足に乗ったのと同じ重さだよね。でもみんな８０浪華節的の高さなんて、まったくなくてとんでるよね。
Ｓ：（肯く）
Ｔ：土踏まずのおかげで、まったくなくてすんでる、ということになるよね。どう思う？
Ｓ：はじめて知った。
Ｓ：すごいね、土踏まずって。
Ｓ：そんなに重さがかかるなんてびっくりした。
Ｓ：土踏まずさまさまだ。
Ｓ：土踏まずがあってよかった。
Ｓ：土踏まず、ありがとう！
Ｔ：でもね、土踏まずは、みんなが足を使って活発に運動をすることで発達する所なんです。だから、人によっては土踏まずが小さいい人もいる。土踏まずが小さいい足を「扁平足」といいます。「扁平足」の人は、長い時間歩いたり運動したりすると、足が痛むことがあります。でも、大概は少し休むと治癒から好いです。
Ｓ：先生、高余程ころから飛び下垂ても好い？
Ｔ：高さに一倍ます。３メートル、なんて高さは、どんなに土踏まずが頑張っても、手きずするかもしれないね。この前、みんな骨を割ってみたよね。（ほけんだ一倍「骨ってかたい・・・でも」）
Ｓ：斯うだ、硬かったけど、フラグメントたよ。
Ｔ：斯うだよね。曲がり目たら困るものね。でも、いつもの生活の中では、散策ときも、突っ走るときも、ちょっとした高さからジャンプときも、土踏まずがみんなの足を守ってくれている、ということだよ。土踏まずが小さいいなあ、と思っている人は、いっぱい運動すると、土踏まずができてい大便うですよ。できたら今からの生活でも、少し土踏まずの役割を形見して賜うといいかな。では、今日の勉強はこれで終いです。

普段は、見世物ト指導で文章を書かせる、ということはあまりしないのですが、このときは数人に書いてもらいました。
・一度だれかに、「扁平足で高余程ころから跳ねると、足を損ずるから危ないよ」といわれたことがある。その時はなぜなのかわからなかたけど、今日はわかった。
・ぼくの体重を３倍にすると、こんなに重くなるなんて、はじめてわかった。びっくりした。重いけど、土踏まずさん、よろしくお願いします。（この子は、一斉指導の後、馴染みを２人背負って、「３倍の重さ」を確かめようとした斯うです）
・あんな重さがかかっても骨が曲がり目ないのは、信じられない。ちょっと引っ込んでるだけなのにな。

教材は・・・
①人間の足型（ネットで取れます）　　　
②黒猩々の足形（これもネットで）　　　
③下敷きを人間の足形に切り取ったもの（実物大でなくても、見やすい大きいさで作る）　　　　
④紙粘で作った丸っこいボール型のもの（軽量紙粘でないもので製作）