中学生の集団避難

応援メッセージです。

この度の能登半島地震で被害に遭われた皆さまにお視察申し昇ます。私も養護教諭として働いているので、子どもたちや教人員の皆さんのことを心配しています。お力になれることがあったら、微力ながら山形から支えた余程思っています。

山形県教人員連盟養護ティーチャー部長　　　日奴　左和

 

石川県では、中学生が二次避難として、家族と離れて先生方と一緒の集団避難が始まりました。
阪神淡路大震災の時も、「震災疎開」と言われる１ヶ月グレードの集団避難が行われた斯うですが、３，１１の時はここまで大がかりな中学生だけの避難はありませんでした。

では、学校再開まで、丑寅の子どもたちはどうしていたのでしょうか。

３，１１は３学期終了間近に起きました。ですからすぐに春休みに入ります。
約１ヶ月の間、学校はお休みで、その期間に学校再開の準備も行われました。

しかし逆に、避難所になった学校の数は、今回の地震の何倍もありました。避難所生活も何ヶ月にも及び、福島県は、被災地区によっては住民全員の広域避難をしていたこともあって、学校が再開されるには大幅問題もありました。

しかし、そんな状況にも関わらず、春休みを終えた４月下旬に再開した学校もたくさんあったのです。

校舎が使えない学校は、四囲の学校に間借りしました。初等学校校の校舎の一部に中学の教室を作ったり、逆に中学の特別教室が初等学校校の教室になったり、キャンパスにプレハブの校舎を作ったり・・・。論なくろん、転校していった子どもたちもたくさんいました。
残った子どもたちも先生方もその多くが、個々の家庭から通学、通勤しました。
３，１１の時は、「子ど元凶親を離してでも学力をセキュリティーする」というエクスプレッションはありませんでした。

今回の中学生だけの集団避難が、どのような成行きを蒙るのか、誰にもわかりません。

でも、中学生と一緒の生活を千歳体験してきた養護ティーチャーの立場からみると、心配なことがたくさん見えてきます。

普段の学校生活のとりわけ様々な問題が起きるのに、震災のあとの疑しさな肝っ魂状態を、２４時間先生方がサポートするのは可能なのでしょうか。今回の避難では３つの中学の子どもたちが、２つの機関でそれぞれ百～１２０人で集団生活をするようですが、そこに参加する先生は各什人だ斯うです。つまり１校から３人前後しか行かない、ということです。

カウン室の配置は「検討している」状況で、きちんと確保しない屡のスタートです。
そのカウン室も、３，１１の時はうまく機能しないケースもあり、「いればいい」という訳ではなかったようですが・・・。

診療関係者は常駐して賜うのでしょうか。せめて看護師さんはいるのでしょうか。
普段はコンディション不良が起きれば摂生室で休養した後、回復しなければ家庭に帰し、家庭で看病を受諾ることになりますが、集団避難では２４時間先生方が面倒を見ることになるのですよね。感染症も心配です。
子どもも先生方も好いでしょうか。行政はそこをきちんと手当てしてくれているのでしょうか。

尚又、中学生の実態もわかった上での配慮もされているのでしょうか。
子どもたちは、慎しい模範生痴人りではありません。発達障害の子どももいるし、いたずらな子どももいます。一緒に生活する子どもたちやわずか什人の先生方に、大幅負担がかかることだって考えられます。
そんな時はどうするのでしょうか。

「馴染みに会えるのが楽しみ」と言って参加する子どもたちは、馴染みと一緒の生活を楽しむでしょう。お互いの心の痛みを分け合って、癒やしあえるかもしれません。でも、斯ういう子どもたちだけではないことも考えなければなりません。

集団避難に付き添った先生方は、きっと勇敢に争闘でしょうね。自分も被災者で、例え家族が避難所暮らしで苦労していても、子どもたちのお守りで昼寝がなくても、自分我が被災して肝っ魂的に傷ついていても、文句も言わず争闘でしょう。

本きちんとこの方法しかなかったのか、もっと別な方法を考える差額はなかったのか。
集団避難する子としない子を、分断する成行きにならないでしょうか。
どうぞ「非常時だから仕方ない」でいいのでしょうか・・・・。

そんな疑問と、集団避難をした子どもたち、しなかった子どもたち、そして先生方を心配する気持ちは、大きいくなる痴人りです。