ウイルスって何?(中・高コース)
同じタイトルの、こちらは3年生以上用です。
低コースと同じなのは、病気の予防は、ウイルスをからだに入れないことだ、という点。
違った所は、感染を予防する方法を自分で考えることです。
すでに様々な情報から、感染予防法については知っている子どもたちもいると思いますが、「だ液が出てくるのはどんな時なのか」を考えることで、なんとなく知っている予防法を改めて考えて、その理由を含めて納得して理解してもらいた余程考えました。
アルコールや洗剤成分を使うことで、なぜウイルスの消毒が可能のかもさっぱりとですが説明を入れました。
ウイルスは、「カプシド」というプロテインの膜の中へ因子である核酸が入っている、というとても単純な仕組みになっています。新型コロナウイルスのように、丸っこいような形(極致的なものは正二十格好)をしていたり、楕円だったり、円柱のような形などもあります。
さらに新型コロナウイルスは、カプシドのかてて加えてエンベ縄という膜や突起があります。エンベ縄は、有するウイルスと持っていないウイルスがあります。
エンベ縄の成分は脂質なのですが、まるきりのウイルスにあるわけではありません。一方カプシドはまるきりのウイルスが有するので、「ウイルスの外側はプロテイン」と表現しました。脂質もアルコールや洗剤成分で解体できます。
教材は、低コース用のほけんだ一倍のページを参考にしてください。